帰省(2019-01-06)

久しぶりに実家に帰り自室のベッドで横になっている。

マットレスはふかふかで、まるでマシュマロで寝ているかのような気分になる。 高校の時の自分が暇さえあれば寝ていた理由が少しわかる気がした。

部屋は整頓されている。ほこりっぽくもない。 おそらく母が定期的に掃除してくれているのだろう。 いつでも帰って来てもいいよといった母のメッセージが伝わる。

これは秘密だが私は実家にいてもあまり落ち着かない。

家事を手伝った方がいいかとか、お菓子やご飯を勧められて合わせて食べるだとか 、 どうしても周りに気を使ってしまうのだ。

家族なんだからそんなに気を遣わなくていいのかもしれないが遣わずにはいられない。 不思議な感覚だ。

地元は静かだ。風の音がよく聞こえ、山の中を切り開いて作られたところに住んでいたため、周りに林が見える。 そのなかで唯一存在感を放っているのは自動販売機の明かりである。

嘘を書いた。

今空を眺めると満天の星がこれでもかというくらいに瞬いている。 私がいいカメラを持っていたらこの日記を読んでくれた人にも見せることが出来たかもしれない。

大阪にいた頃は気にもとめなかったが空にはこんなにも星が瞬いていたのか。零れ落ちそうである。

住んでいた時は気づかなかったが、私の地元は星がよく見えることで有名でもある。

たまには空を見上げて見るのもいいのかもしれない。そう感じた。